糖尿病の食事メニュー。使っていいもの、悪いもの

糖尿病の食事メニュー。使っていいもの、悪いもの
糖尿病患者の食事メニューというと、厳格な食事制限で悲惨なイメージを受けがちですが、糖尿病の皆さん、そんなに悲観することはありません。昨今では糖尿病患者さんも安心していただける糖尿病向けの食事メニューが沢山考案されています。

レシピをネット検索しても糖質制限されている方や糖尿病向けの食事メニューが豊富です。糖尿病だからといって食べたい物を全て我慢するのは辛いですよね。少しの工夫で糖質を抑えて安心して食べることは可能です。

そもそも、健康な方が「糖尿病」という言葉を耳にしても、「自分とは関係ない」病気のように思っていませんか?厚生労働省が行った「平成25年国民健康、栄養調査」によると、成人(20歳以上)のうち糖尿病が強く疑われる人は約850万人、糖尿病の可能性が否定できない人は約680万人と推定されています。

なお、糖尿病が強く疑われる人の割合を性、年齢階級別でみると、男性においては40歳以上、女性においては50歳以上の人、つまり中年層以上からその割合が高まっているようです。

国際糖尿病連合(IDF)によると、2014年の世界の糖尿病患者さんの数は3億8,666万人となっており、特に日本を含む西太平洋地域は最も多くなっています。そして、2035年には世界の糖尿病患者さんの数は6億万人に届くほど増加すると予測されています。

このように、糖尿病は日本人にとっても、実はとても身近で、ひとごとではない病気なのです。糖尿病にならない為には、糖質を抑えた健康的な食生活を行うことが基本になります。

糖尿病でない方も、糖尿病向けの食事メニューを実践することで、糖尿病の予防、そして健康維持に大いに役立てることが出来ます。そこで、今回は糖尿病の食事メニューで使っていいもの、悪いものを交えながらお伝えします。



 


糖尿病の食事メニュー。
使っていいもの、悪いもの

 


糖質ゼロの蒟蒻パスタがオススメ


糖尿病の方の食事メニューを考えた時、糖質ゼロの蒟蒻を使ったメニューが思い浮かぶ方は沢山いらっしゃいます。蒟蒻を使ったパスタなら糖尿病食としても安心して食べられます。

通常、パスタ麺は、小麦粉から作られているものが一般的です。そして、この小麦粉に糖質がたっぷりと含まれています。小麦粉の成分は、糖質、たんぱく質、食物繊維、脂質の順に多く含まれています。

この中で、小麦でんぷんの大半を占める糖質は「アミロペクチンA」と呼ばれ、他の炭水化物に含まれる糖質より血糖(血液中のブドウ糖のこと)へと変換されやすいという特徴を持っています。つまり、小麦は血糖値を急上昇させやすい食材なのです。

ちなみに、小麦のGI値(血糖値の上昇率を表す指標)が砂糖よりも高いので要注意です。

そこで、低糖質パスタを代用するのがオススメです。低糖質パスタは蒟蒻を主な原料として作られた、糖質がゼロの麺です。通常のパスタに比べると、少しコシが弱めですがつるつるしてとってもおいしいです。

うどんとパスタの中間のような、フォーやきしめんに似た食感ですので、それほど違和感なく食べられるのも人気の秘密です。是非お試し下さい。

 


大豆粉のヘルシー餃子がオススメ


糖尿病の食事メニューでは絶対に食べてはいけないとされている餃子。餃子の皮には糖質が沢山含まれているので、御法度なのです。

餃子で使用している皮には、薄力粉や 強力粉など様々な材料を使用しているため、いうならば糖質の塊なのです。一般的な餃子の皮の糖質は54.8 gも含まれています。

しかし、糖尿病の方もたまには餃子を食べたいものです。糖尿病の方も大豆粉を使った餃子の皮を使えば、餃子を食べることが出来ます。大豆粉で作られた餃子の皮は糖質が14.5 gしかありません。餃子のアンもキャベツなどの野菜たっぷりのヘルシー具材にすれば糖質やカロリーは大幅に抑えることが出来ます。

また、大豆粉を使った餃子の皮は、糖尿病患者のみならず、糖質制限ダイエットをされている方にも大変オススメな食材です。大豆粉以外にもおからを原料とした餃子の皮も出回っていますので、調理方法や好みに応じてチョイスされると良いです。

それでも食べ過ぎては元も子もありませんので注意して下さい。

 


おから衣の揚げ物がオススメ


糖質制限や糖尿病の食事制限の際、気になるのが揚げ物の衣です。とんかつ、天麩羅、唐揚げ、大好きな方も多いかと思います。

しかし、糖尿病の食事メニューには、通常、揚げ物等は禁止とされています。揚げ物の衣の糖質は非常に高く、血糖値を急激に上げてしまう原因にもなり兼ねません。

それでも、糖尿病の方も揚げ物が食べたい時があります。そんな時でも罪悪感なく楽しく食事をしたいものです。そこでオススメなのが、おからを小麦粉替わりに代用することです。

おからをパウダー状にしたおからパウダーというものがネット通販でも購入できますが、こちらは揚げ物の衣にするのに丁度良く、小麦粉と食感もさほど変わりません。唐揚げや天麩羅などは、おからパウダー、とんかつ等の揚げ物には少し粗目の乾燥おからがオススメです。

おから100%ですので、低糖質なのは勿論、健康にも良いので糖質制限中の方にもオススメです。

 

如何でしたか。糖尿病の食事メニューは質素で美味しくないものばかりではありません。低糖質の材料を使うことで、糖質を抑えながら安心して美味しく食事をすることが出来ます。

おからや大豆粉といった食材は、食物繊維が豊富で身体の代謝を促進させ、痩せやすい体質を作る効果も得られますので、美容、健康促進の為にも大変オススメなのです。

糖尿病の方は、誤解されている方もいらっしゃるかもしれませんが、糖尿病の食事メニューでカロリーを抑える食事制限をしなければならないからといってご飯を食べてはダメという訳ではないのです。

確かに、油や砂糖、それに塩など通常よりも少なく使わなければならない食材もありますが、ダメ、ではなく控えたほうがいい、なのです。

この微妙なニュアンスの違いを理解する事は大切です。まずは自分の生活で実行できる血糖コントロールがよくなると思われることを書き出し、できそうなことをひとつでも続けてみるのが良いです。結果は必ず現れます。

 


まとめ


糖尿病の食事には

・糖質ゼロの蒟蒻パスタがオススメ
・大豆粉のヘルシー餃子がオススメ
・おから衣の揚げ物がオススメ