「脂肪を落とす」・・・要するにダイエットをするのに一番注目されているのは食事療法。確かに、運動など面倒なことをせずに食事制限だけでやせられるのなら楽ちんですよね。スポーツが苦手な人にとっては救世主的な存在でもあります。
ただ、食事療法はその気軽さが人気を集める一方で、やり方を間違えるとリバウンドしてしまう危険性も指摘されていますね。過酷な食事療法に挫折した挙句の果て、脂肪を落とすどころかもっと太ってしまうなんて悲惨です。
さらに、体に必要なエネルギーや栄養素を与える媒体である食事を制限しているわけですから、それが危険を伴うことは想像に難しくありません。リバウンドどころか栄養失調や肌トラブルなどの健康トラブルを引き起こすことも。
そこで、健康的に脂肪を落とすためにはどんな食事療法がNGなのかを知っておく必要があります。大事な体をダイエット失敗から守るためにもぜひ参考にしてください☆
脂肪を落とすのにやってはいけない
禁断の食事とは
脂肪を落とすのにNGな食事法とは?:①朝食を抜く
ダイエットで脂肪を落とすことを希望する人が真っ先に思いつくのが、「朝食を抜く」という選択肢。また、単に仕事が忙しく朝食を食べている時間がないという人もいるでしょう。
しかし、本気でダイエットを成功させて脂肪を落としたいのなら、絶対に朝食を省いてはいけません。朝食を食べないと一日の代謝が滞ってしまい、結果として脂肪を蓄積しやすい体質が出来上がってしまうためです。
また、朝食をきちんと食べないと便秘になりやすいというリスクもあります。体内に便がたまるとそれだけでも太って見えますので、それを避けるためにも朝食をきちんととるようにしてください。
脂肪を落とすのにNGな食事法とは?:②タンパク質を抜く
ダイエッターの危険な勘違いに一番多いのが、「肉を食べなければやせる」という通説。ステーキやハンバーグなどが高カロリーであるのは確かですので、これらを食べないようにすれば自然にやせるのではないかと考えたくなる気持ちはわかります。でも、タンパク質をとらないダイエットほど非効率なものはありません。
というのは、タンパク質には筋肉を増強する作用があるから。ダイエットするには脂肪を燃焼し落とす働きがある筋肉をどんどんつけなくてはなりませんが、そこでタンパク質を絶つのは本末転倒です。
もちろん、だからといって脂たっぷりの肉をたくさん食べれば良いということではありません。低カロリー・高タンパクの鶏のささみや胸肉、豚肉などがおすすめです。なお、サシ(脂肪分)の少ないステーキ(オーストラリア、タスマニア、ニュージーランド産など)を食べると意外にも体重が落ちることがあります。
脂肪を落とすのにNGな食事法とは?:③脂質を抜く
脂分がダイエットの大敵であることはもはや自明の理です。とはいえ、脂分を避けすぎると体調不良を引き起こすことになるため、注意が必要でもあります。
というのは、脂質は適量を摂取することで人間のホルモンバランスを整えたり、肌をきれいにしたりするため。また、運動するときに欠かせないエネルギー源でもあります。そのため、ダイエット中だからといって脂分を完全にシャットアウトするのは考え物です。
オリーブオイルやココナッツオイルなど健康に良い油に切り替えるなどの工夫をしつつ、上手に脂質をとりましょう。
脂肪を落とすのにNGな食事法とは?:④糖質を抜く
脂質と共にダイエットの天敵と考えられている糖質。確かに、ダイエット中は砂糖をたっぷりと使ったケーキやクッキーなどのスイーツを避けたくなりますよね。
でも、糖質をあまりにもカットしてしまうのも危険です。脳にとってのエネルギー源のほとんどは糖質ですので、糖分をあまりにもとらないと頭脳労働の人にとっては辛いことになるでしょう。結果として食事療法が続かず、リバウンドしてしまうこともあります。
脂肪を落とすのにNGな食事法とは?:⑤医師などの指導のない食事療法
世の中にあふれている多種多様なダイエット法の中でも比較的気軽だとされている食事療法。しかし、同時にこの世で最も危険なダイエットメソッドにもなりえます。
ダイエットに関してまっとうな知識もないのに自己流で食事療法を行うのは本当に危険です。下手をすると命が危機にさらされることもあります。
そのため、食事療法を行う際には必ずドクターや栄養士、トレーナーなどの指導を仰ぐようにしてください。ダイエット目的でない断食デトックスを行うときにもプロによるアドバイスとコーチングが必要です。
ダイエットで脂肪を落とすために絶対にやってはいけない食事療法のまとめ、いかがでしたか。
まず、ダイエットしてやせたいなら糖質を含む朝ご飯をしっかり食べなければなりません。朝食をきちんととることによってエネルギー代謝を改善し、脂肪燃焼につなげることができるからです。
また、ダイエット中だからといっておろそかに摂取してはいけない三つの栄養素、タンパク質と脂質、そして糖質にも要注意。タンパク質には筋肉を強化して脂肪を落とす働きが、脂質にはホルモンバランスを整え肌荒れ防止する働き、そして糖質は脳にエネルギーを補給する力があるためです。
さらに、簡単な食事制限だからといって全て自己流で行うのもNG。必ずお医者さんや栄養士などの指示を聞き、安全なダイエットを目指しましょう。
■まとめ■
脂肪を落とすために絶対にやってはいけない食事療法とは?・ダイエットに成功したいなら朝食を食べよう
・筋肉をつけ脂肪燃焼するためのたんぱく質
・ダイエット中でも良質の油を
・糖質の極端なカットもNG
・自己流食事療法はとっても危険!