快適な暮らしは幸せなものです。体が疲れたら疲労回復したいものです。運動で疲れたかたも、はたまた仕事でお疲れの方も。疲れは筋肉中に増加した乳酸を減少させます。この疲労物質を減らす方法は、睡眠・運動・食を正しく機能させることです。十分な睡眠、適度な運動、そして食です。この3つがバランスよくできていると疲労がたまりづらい体となるのです。
食事でも疲労回復は可能です。私たちの体はタンパク質で作られています。お肌や筋肉にはアミノ酸が必要です。アミノ酸は肉類、魚介類、乳製品に多く含まれます。パンやパスタは米よりアミノ酸量が少ない。
それを補うために、肉類や乳製品と合わせた食事メニューによって効果を発揮できます。これ以降、疲労回復に役立つ食事レシピを、お伝えします。
疲労回復に役立つ食事レシピ☆
7つの心強い食材をご紹介
にんにくパワーレシピ。蛸とクレソンのガーリック炒め
ニンニクの臭い成分アリシンは、強力な疲労回復効果があります。また、女性のお肌の老化防止や風邪、ガン予防やストレス緩和効果もあります。蛸は高たんぱく、ビタミン・ミネラルをバランスよく含みます。
そして、アミノ酸のタウリンを含み、疲労回復や肝機能の改善、血圧の正常化、血中コレステロール低下などの作用をします。ガーリックの効果で食事もはかどります。材料(2人分)蛸(茹で・足)100g。
クレソン 35g(1束)。ニンニク(薄切り) 1かけ。オリーブ油 大匙1/2。醤油・塩・コショウ 各少々。
(作り方)(1)蛸の足は3cm長さに切ります。(2)フライパンにオリーブ油、ニンニクを入れて弱火で炒める。
香りが立ったら (1) を加えます。(3)蛸の色が変わったら、ちぎったクレソンを加えてさっと炒めてから、醤油、塩、コショウで味を調えてから器に盛りつけて完成です。ガーリックの香ばしい匂いが食欲を誘います。
納豆のタンパク源効果レシピ。梅じそ納豆
納豆は「畑のお肉」と言われ植物性タンパク源になります。夕方の食事に良質のタンパク質を多く摂取すると、成長ホルモンの分泌を促します。睡眠時にはタンパク質効果によって疲労回復が期待できます。
また、梅のクエン酸にも同様の効果があります。
材料(2人分)
納豆 2パック。
練り梅(桃屋の梅ごのみ)小匙1杯。
青じそ(大葉)5枚。味の素 適宜。
(作り方)
(1)混ぜていくだけです。(2)味の素を使い味付けします。入れない場合、味が変わるので味の濃さや好みは味見して調整していきます。
(3)アレンジしてみます。卵1個をおとしてみて、器に盛りつけて完成です。
クルミは基礎体力増進レシピ。クルミ白和え
クルミは病気後の疲労回復の食事に効果があります。基礎体力に有効なリノール酸や良質のタンパク質も豊富で、疲労回復させるビタミンB1も多く含みます。豆腐にはポリフェノールのイソフラボンがあります。
くるみを加えることで抗酸化力は増します。
材料(2人分)
クルミ 20g。
木綿豆腐 150g。
砂糖 6g。
塩 1,6g。
だし 10g。
ブロッコリー 60g。
人参 30g。
(作り方)
(1)豆腐は茹でて水気を絞る。(2)すり鉢にクルミを入れよくすり、(1)を加え混ぜる。砂糖、塩、だしを加えてすり混ぜる。
(3)ブロッコリーは茹でて食べ易く切り、人参は短冊に切り茹でる。
(4)(3を2)で和えて皿に盛りつけて完成です。
鶏胸肉はタンパク源レシピ。鶏肉のくわ焼きカレー風味
鶏胸肉は良質たんぱく源で疲労回復に効果があります。獅子唐辛子は、ビタミンC、β-カロテンが豊富です。ミニトマトも同様で栄養素の代謝をスムーズにして、肝臓の負担を軽減してくれます。
材料(2人分)
鶏胸肉 160g。
A【醤油・みりん・酒 各大匙1、カレー粉 少々】。
片栗粉 小匙2。
唐辛子 100g(10本)。
ミニトマト 90g(6個)。
サラダ油 大匙1。塩 少々。
(作り方)
(1)鶏肉は大きめの一口大に切って、Aに漬けて10分して汁気をふき、片栗粉をまぶす。
(2)唐辛子は軸を切り揃え、ミニトマトはへたを取り、焼くときは竹ぐしで数か所穴を開ける。
(3)フライパンに油を熱し、(1と2)を入れて焼く。
(4)唐辛子とミニトマトに軽く塩をふり、残った肉は(1)の漬け汁を加えて煮からめる。
(5)(4を器に盛りつけ鍬(くわ)焼き食事メニューの完成です。
玉葱は新陳代謝レシピ。豚肉と玉葱のマスタード和え
玉葱はビタミンB1が豊富で、血液の流れをよくして新陳代謝を活発にする効果があります。また、ビタミンB1の吸収を促す硫化アリルを含みます。低エネルギーで善玉コレステロールを増やします。
豚肉のひれやもも肉は、牛肉や鶏肉より脂質は低値です。そして、ビタミンB群も多く含み疲労回復を促す食事のメニューになります。
材料(2人分)
豚肉(薄切り)100g。
玉葱 100g(1/2個)。
万能ネギ 2本。
A 【 粒マスタード 大匙1、酢 小匙1、醤油 小匙1 】
(作り方)
(1)豚肉は一口大に切って茹でます。玉葱は薄切りにして、水にさらします。
(2)Aを混ぜ合わせておきます。(1)の豚肉と水気を切った玉葱を加えてサッと和えます。(3)(2を器に盛っていき、小口切りの万能ネギをそこに散らします。さらに、適当な大きさに切った万能ネギを飾りつけて皿に盛りつけて完成です。
豚肉は夏バテ知らずレシピ。豚しゃぶ肉
豚肉のビタミンB1は牛肉の10倍。夏バテや疲労回復の食材です。血中のコレステロール値を下げる効果があります。
材料(2人分)
豚肉(しゃぶしゃぶ用) 200g。
ミョウガ 2本。
長ネギ 12g(1/6本)。
大葉 6枚。
タレ 【 練りゴマ 大匙2、醤油 小匙2、砂糖 小匙2、水 大匙2 】
三つ葉 適宜。
(作り方)
1)鍋に湯を沸かし、豚肉をゆでて冷水にとり、水気を切ってザルにあげます。(2)ミョウガ、長ネギ、大葉は千切りにし、混ぜ合わせておきます。
(3)(1)を器に盛り、(2)を乗せて三つ葉を飾り、よく混ぜ合わせたタレを添えて、皿に盛りつけて食事メニューは完成です。
うなぎは丑の日レシピ。うなぎと胡瓜の酢の物
うなぎは、夏の食事メニューにぴったりです。良質のタンパク質やビタミン類が多く、疲れた体の新陳代謝を促進して疲労回復を促します。また、胡瓜は夏バテ予防の疲労回復に効果的な野菜です。
食物繊維が豊富なワカメと混ぜることで、ストレスによる疲れのイライラ感にも有効です。
材料(2人分)
うなぎ蒲焼(市販)40g。
胡瓜 100g。
カットワカメ(乾燥)2g。
酢 大匙2。A【醤油 大匙1/2弱、砂糖 小匙1、すりゴマ 小匙1】
(作り方)
(1)胡瓜は薄切りして、ワカメはもどす。うなぎは1cm幅に切る。
(2)Aを混ぜたものに、(1)を和えてから皿に盛りつけて完成です。
いかがでしたか。疲労回復の食事レシピは山ほどあります。しかし、目標が定まらないと苦労します。あなたの食生活を吟味する必要があります。何を補うか。体に足りないものは何かを普段から理解します。それを知ることができれば、夏の疲れやすいシーズン、忙しくなる仕事面でもジタバタする必要はありません。体からのシグナルに応じて、食事メニューを選ぶ楽しさも満喫できるようになっていきます。
同時に体を休める事や心を休める事などももちろん効果的な方法です。余談ではありますが、現代の疲労の種類の中で電子機器の使い過ぎというものよく見られます。ぜひ一日電子機器断食などもお試しください。
知恵は働かせるものです。体は労わりましょう。さて、『疲労回復に役立つ食事レシピ☆7つの心強い食材をご紹介』を、あなたとご一緒に見てきました。
まとめ
疲労回復に役立つ食事レシピ☆7つの心強い食材をご紹介・にんにくパワーレシピ。蛸とクレソンのガーリック炒め
・納豆のタンパク源効果レシピ。梅じそ納豆
・クルミは基礎体力増進レシピ。クルミ白和え
・鶏胸肉はタンパク源レシピ。鶏肉のくわ焼きカレー風味
・玉葱は新陳代謝レシピ。豚肉と玉葱のマスタード和え
・豚肉は夏バテ知らずレシピ。豚しゃぶ肉
・うなぎは丑の日レシピ。うなぎと胡瓜の酢の物