赤ちゃんが出来たとわかったらご両親の夢は膨らみますよね。新しい家族を迎える日のこと。赤ちゃんのいる暮らし。男の子?女の子?そしてそのお名前は?特に女の子なら様々な名前の候補があがりご両親はとても悩まされる事でしょう。可愛い名前・素敵な名前・夢のある名前・・・。みんなに愛される人であって欲しい、そしてそんな女の子にピッタリの名前を付けてあげたいと思うはず。
ところが最近は『キラキラネーム』が大流行り。ご家族や友人の間では楽しめるかもしれませんが他人からすると実際には全く読めないケースも多く読み方を教えていただいても驚いてしまうことも少なくないですよね。またこの子が大人になった時この名前ってどうなんだろう?と他人ごとながら心配になってしまうかもしれません。
とはいえ親なら、きっと誰にでも一目で読んで貰え、また皆に覚えて貰える名前をつけてあげたいと考える事でしょう。そこで今日は、女の子の名前、何年も色褪せない素敵な名前をつけるヒントについてお伝えします。ではご覧ください。
女の子の名前で
何年も色褪せないものとは
一文字の名前
漢字とは優れた文化です。外国の方もとても興味を持ってくれる日本の文化の1つ。更に日本の名付けいわゆる『命名』も深い意味があったり響きを大切にしたりすることから家族の愛を感じられるものとして高く評価されています。そんな子供の名前で特に女の子の名前としてたった一文字の漢字が使われることがあります。
例えば『愛』『華』『碧』など・・・可愛く古風・女らしさ・優しさなどが感じられるこれらの名前はたった一文字の中に様々な意味を込めることが出来るのはとても素晴らしいですね。古風ではあるけど古臭くない。『キラキラネーム』が流行ってはいますが女の子の一文字名前や和風な印象の名前の人気も根強く支持する方が多いのも事実です。
特に花や草木などナチュラルな自然をイメージさせる名前が人気で女の子の可愛らしさや女らしさなどの象徴としてはピッタリなのです。また呼んだときの響きを大切にしたり漢字からうける印象が女の子らしいものを選ぶのもお勧めです。例えば『杏』(あん・あんず)は梅に似た果樹で花言葉は乙女のはにかみ。大切な我が家のプリンセスにつける名前としては最高ですね。
『柚』(ゆず)は白い小さな花をつけその花言葉は健康美・汚れなき人・恋のため息。『桃』(もも)は実のなる人生や甘く熟した実はが人に喜びと笑顔を与えるということから心の豊かな女の子のイメージです。『萌』(もえ)は草木が芽を出すことでめばえ・芽ぐみを表わし忍耐力と力強さの象徴です。『梢』(こずえ)は木+小+月で小さな芽が木に育ちやがて月に届くことでどこまでも大きな成長の意味があります。
『雫』(しずく)ははかなさと強さの象徴で一滴のしずくが年月を重ね岩をも貫くという意味をもちます。『陽』(はる・ひなた)は明るさやあたたかさの象徴ですべてをあかるく照らし輝く太陽のような女の子になって欲しいと願う名前です。『茜』(あかね)は朝焼けのきれいな空色で広くどこまでも澄み渡ると美しい心への願い。
『鈴』(りん・すず)は神道にて参拝に用いられる神聖なもので音の可愛らしさがあり鳴り響く存在感等の意味を持っています。『奏』(かなで)は穏やかさの象徴でやさしく調和するという意味もあります。『玲』(れい)はすみきったという意味で澄み渡る音色や澄みきって美しい様子です。
『和』(のどか・なごみ)は調和を意味し人との繋がりを大切する穏やかさを大切にする子になって欲しいという願い。『栞』(しおり)は道しるべでどんな道でもまっすぐに正しい道を示すイメージです。『雅』(みやび)はその字の通り上品さと落ち着き・優雅を意味します。
「古風」な一文字名前は意味合いを重視するのか音の響きを重視するのかポイントを絞ればきっと産まれてきた赤ちゃんにピッタリの名前を探す事が出来ます。どんな人生を歩んで欲しいのか、どんな人に育って欲しいのか・・・親御さんの願いを女の子の名前にしてプレゼントするって素敵なことですね。
「創造性豊かな女性」をイメージさせる一文字名前なら『キラキラネーム』主流の現代にも違和感なく使用できます。『弥』(あまね)は永く広がっていく意味でのびやかに満ちわたるイメージを持ちます。『黎』(れい)は力強さやたくましさの象徴。人の色に染まらない自我の強さを意味します。
敢えて「子」を付ける
以前は男の子なら「男」や「郎」、女の子の名前なら「子」が定番と決まっていましたが今はランキング100を見てもそれらはほんのわずか。流行りをテーマとすれば時代は変わったのですね。しかしそこで敢えての「子」を付けてみるのはいかがですか。『キラキラ』した名前が多い中でその素朴さが新鮮に感じられるのでは?
「亜依子」「花菜子」「沙絵子」「多歌子」「奈那子」「葉奈子」「茉莉子」など長く愛された音を持つ女の子の名前でも漢字を工夫してみれば個性が見えてきませんか?それが発展するとキラキラネームになってしまいますのでいわゆる当て字にならない程度のきちんと意味を持つ漢字を使うのがポイントとなります。勿論敢えての「愛子」や「花子」だって素敵ですよ。
「子」を付ける女の子の名前が名字とのバランスで難しくどうしても候補が浮かばないという方へのヒントは他に「美」「織」「乃」なども女の子らしく古風な雰囲気の名前になりますのでお勧めです。例えば亜美・美佳・沙織・詩織・彩乃・紫乃などとても優しいイメージになりますよね。まずはどんな女の子になって欲しいかをイメージしていくつか候補を出ししっくりいくものを選ぶのがポイントですね。
ひらがなの名前
女の子の名前だからこれもあり!といえるのがひらがなだけの名前です。男の子だとかえって難しいですよね。女の子ならではの楽しみといっても過言ではありません。ひらがなは漢字には無い柔らかさや優しさがありますのでお勧めです。もちろんその読みやすさもメリットです。キラキラネームではそうはいきませんから・・・。難解難読がその特徴ですからね。
例えば「あいり」「こはる」「さくら」「ちひろ」「なつき」「ほのか」「まひろ」など丸い字体で角がなく女の子の名前としてはホンワカしていて可愛いですよね。また古風な名前の中で人気が高い「はな」も女の子らしい響きとシンプルな読み方が潔く感じられると評判です。「すみれ」も古風で可憐で愛らしいイメージですね。花言葉である謙虚・誠実・小さな幸せも好感が持てます。一般的に名付けに花の名前を使うと時代を問わず好印象です。
「あかり」「いちか」「かなえ」もとても人気のある女の子のひらがな名前ですがこちらは古風な響きではありますがイメージは明るく元気、つらい事があっても前向きに頑張っていける強い女の子にピッタリな印象です。きっと我が家の姫は元気いっぱい、やんちゃな女の子だろうと想像出来るのなら敢えて強い印象のあるひらがなを使ってみることもお勧めです。
さて、女の子の名前で何年も色褪せないものです。みなさんの命名のヒントになれば幸いです。女の子は男の子と比べると様々なことにこだわりを持つ子が多いですよね。『名前』もその一つで幼稚園生になる頃はアニメのヒロインやカタカナ名が良かったなんて言いだす女の子も珍しくなく『改名』を迫る子までいるほどです。寝る間を惜しんで一生懸命考えた親をガッカリさせることもしばしば。
でも一生お付き合いする名前は両親からの愛情が一杯詰まった最初のプレゼントだと理解する年頃になればきっと感謝の念を抱いてくれます。そしてそれが奇をてらったものでなく日本人が長く愛する言葉であれば尚更です。ですから愛しい娘の為に素敵な名前をプレゼントしてあげて下さい。
まとめ
女の子の名前で何年も色褪せないものとは
・一文字の名前
・敢えて「子」を付ける
・ひらがなの名前