二の腕のブツブツは、ニキビなどとは違ってどんなスキンケアで治せるのか、あまり知られていませんよね。元々の体質だからということで諦めている人も多いようです。
しかし、自分の肌質に合ったケアをすれば、二の腕のブツブツとさよならして、すべすべになれる可能性があるのです。そこで今回は、二の腕のブツブツ対策に是非試して頂きたいお手入れ方法について、お伝えします。
二の腕のブツブツに
効果的な5つのお手入れ法
お風呂などで血行を良くしよう
二の腕のブツブツは、正式な病名を「毛孔性苔癬」または「毛孔角化症」と言います。何らかの理由により皮膚のターンオーバーが乱れてしまい、角質が毛穴に溜まってしまうことで起こる病気です。
第一に行うべきケアとしては、全身の血行を良くすること。血行を良くすると全身に栄養が行き渡るようになり、ターンオーバーが正常化することがあります。また、ブツブツの跡が色素沈着することも防いでくれます。
血行を良くするためには、身体を冷やさないことが大切です。毎日シャワーで済まさずお風呂でしっかり温まること、エアコンの効いた室内では厚着をするなどして対処しましょう。
ゴシゴシこすらないようにしよう
「角質が溜まっているなら、こすればいいんじゃないの?」と思われがちですが、これはいけません。二の腕のブツブツが気になるからと無理にこすると、必要な角質まで落としてしまい、更にターンオーバーが乱れる原因になります。また、ブツブツした部分をゴシゴシこすることで炎症や色素沈着を起こしやすくなります。
同じ理由で、ブツブツを絞り出したり、引っ掻いたりも皮膚にダメージを与えて悪化させるだけです。二の腕のブツブツをより早く解消するためには、刺激を与えないようにして、優しく扱うのが鉄則です。
皮膚がごわごわしているのは気になるでしょうが、優しく、柔らかめのスポンジやタオルで身体を撫でるようにして洗うようにしましょう。
保湿をしっかり行おう
お風呂の後には、顔だけではなく二の腕にも化粧水や美容液などで水分を与え、保湿する習慣を付けましょう。保湿することで古い角質がスムーズに剥がれ落ちやすくなり、きれいな皮膚が作られやすくなります。また、ブツブツ部分の乾燥が進んでしまうと、悪化を招いたり、炎症を起こしたりするからです。
使用する美容液などは、抗酸化成分が含まれているものがおすすめです。皮膚にダメージを与える活性酸素を除去できるため、ターンオーバーを正しいものに整える手助けになります。化粧水や美容液の後は、油分のある乳液などで蓋をすることで、より保湿効果が高まります。
ゴマージュで角質除去しよう
長期的に保湿などを行っても全く改善が見られない場合は、ゴマージュで角質除去を行うという方法もあります。ただ、これは人によってはお肌へのダメージが大きすぎ、悪化させることもあるようです。まずは目立たない部分で試してから、二の腕全体に使うようにしましょう。
ドラッグストアなどで売られているゴマージュには、古くなった角質をフルーツ酸などで浮かせて落とす効果があります。これが肌に合う人なら、週に2〜3回を2〜3か月行うと、二の腕のブツブツがきれいになります。
市販薬や病院でケアしよう
これまでご紹介した方法を全て試しても良くならないとか、むしろ悪化してしまうという人でも、諦めることはありません。二の腕のブツブツを消すための市販薬がドラッグストアに売られていますし、皮膚科でも診てもらえます。
セルフケアや化粧品で良くならない人でも、薬を使えばきれいになるケースが多いようです。もし時間やお金が許すのなら、市販薬よりも皮膚科の方が個人の体質に合った処方をしてくれるので、治る可能性が高くなります。
また、薬は化粧品よりも強いものですから、医師や薬剤師の指示通りに使うようにしましょう。勝手な使い方では、悪化や跡が残る原因になります。
いかがでしょう。頑固な二の腕のブツブツを消すためのケア方法についてお伝えしました。二の腕のブツブツ、毛孔性苔癬になるのは、外的要因よりも、個人の体質によるものの方が多いようです。つまり、ブツブツが出にくい人はどんな雑なスキンケアをしていてもきれいなお肌でいられるけれど、出やすい人は丁寧なケアをしていても何かの弾みでブツブツが出てしまうということです。
でも、体質だからと諦める必要はありません。二の腕のブツブツは角質によるものだとわかっているのですから、角質を溜めないように心がければ良いのです。一度出てしまったブツブツは消えるまで時間を要しますが、地道にお肌に合ったケアを行えば必ず治せます。諦めずに、正しいお手入れを行って下さいね。
まとめ
二の腕のブツブツに効果的なお手入れは
・お風呂などで血行を良くしよう
・ゴシゴシこすらないようにしよう
・保湿をしっかり行おう
・ゴマージュで角質除去しよう
・市販薬や病院でケアしよう