日本人女性の年代別平均身長と伸び続けた5つの理由

日本人女性の年代別平均身長と伸び続けた5つの理由

女性の平均身長が、年々高くなっていることはご存知ですか。確かにまわりを見ても、若い人たちの方が、背が高いですよね。なぜ、現代の人たちは、このように背が高くなっていったのでしょうか。人間の身長は、どうやら遺伝のみで決まるわけではなさそうですね。遺伝のみで、人間の身長が決まるものなら、このように、何十年の間に、平均身長が伸びていくわけはありません。女性の平均身長が伸び続けたのには、どのようなわけがあったのでしょう。

そのわけを探れば、個人的にもどのようなことに気をつければ、身長がのびるのか、わかるかもしれませんね。身長が低いことは、中学生になっても子ども料金で動物園に入れるなどの得なこともありますが、他の友達はみんなアトラクションに乗りにいったのに、一人だけ身長制限で引っかかって乗れなかった…みたいな悲しいこともありますから、伸ばせるものなら、いくらかでも伸ばしておきたいものです。

そういうわけで、女性の平均身長が伸び続けたわけをお伝えいたします。



 


日本人女性の年代別平均身長と
伸び続けた5つの理由

 


日本人女性の年代別平均身長を表にまとめてみました。


昭和25年  150.8センチ
昭和30年  153.2センチ
昭和40年  154.8センチ
昭和50年  156.3センチ
昭和60年  157.6センチ
平成元年   157.8センチ
平成5年    158・0センチ
平成10年  158.1センチ
平成20年  158.0センチ
平成26年  157.9センチ

こうしてみると、60年ほどの間に、平均身長が約8センチも伸びたことがわかりますね。江戸時代の女性は、さらに平均身長が低く、およそ143センチ~145センチほどだったのではないかと言われています。こうして考えてみると、江戸時代から現代まで平均身長がぐんぐん伸び続けていることがわかります。では、何故、女性の平均身長は伸び続けていったのでしょう?

 


食生活の改善


平均身長が伸び続けた一番大きな理由は、食生活の改善といえましょう。戦後、海外の食文化が日本に流れ込んできて、日本人は、様々な食材をバランスよく摂取するようになりました。このため、平均身長がぐんぐんと伸びていったのです。

長い歴史をふりかえってみると、縄文時代の人々は案外、背が高かったといわれています。そのわけは、縄文時代には、動物を追って肉を食べ、川で魚や貝を取って食べ、野草をつんだり、種子を食べたり、木の実を食べたりと、バランスよく、良質なたんぱく質を摂取していたためと考えられています。弥生時代になると、ぐっと身長が低くなったのは、稲作がはじまったため。

米に偏る食事となり、様々な食品から、バランスよく、たんぱく質を摂取することがむずかしくなったためだといわれています。このように考えてみると、平均身長を伸ばすために役だったのは、やはり、食事。バランスよく良質なたんぱく質を摂取することが大切だといえそうですね。

 


肉をよく食べるようになったため


戦後、西洋の食文化が流れ込み、多くの日本人が肉をよく食べるようになりました。今では、魚よりも、肉を食べる方が多いという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。肉食が増えたことにより、日本人の平均身長は、飛躍的に伸びました。魚もいいですが、肉をよく食べることも、身長を伸ばすためには大切なのですね。

 


給食の普及


戦後、女性の平均身長がのびたのは、学校給食の普及も関係していると考えられます。学校給食は、国家資格のある栄養士が献立を考えていますから、栄養バランスがよく、このように栄養バランスの良い食事を毎日とることで、平均身長が飛躍的に伸びたのではないかと考えられています。また、学校給食で、必ず飲むのが、牛乳。給食には当たり前のように出てくる牛乳ですが、この牛乳を飲む習慣こそ、平均身長を伸ばすために役立ったと考えられます。

 


体育の授業


日本は明治維新以降、どの町にも、体育館やプールを建設するようにと推進してきました。こうして、日本国民の間に、スポーツが普及したことも、平均身長が伸びたわけではないかと考えられます。また、東京五輪以降、学校で体育の授業をすることは必修となりました。

体育の授業を必修としたことも、平均身長が伸びたわけと関係があるのではないでしょうか。昔は女性がスポーツをするなんて罪だといわれた時代もあったわけですから、そんな時代に、女性の身長が伸びないのは当たり前なのかもしれません。現代の女性には、スポーツの機会がぐんと増えましたから、スポーツの普及と、女性の平均身長が伸びたことは無関係ではなさそうです。

 


ライフスタイルの変化


昔は、畳に正座が普通だった日本ですが、現代では、ほとんどの家庭に椅子がありますよね。女性は特にあぐらなどかけませんから、着物を着て、正座をするのが一般的でした。長時間正座をしていると、足の骨に圧力がかかることになり、成長をさまたげてしまう可能性があります。

また、足の血流をさまたげてしまうというデメリットもあります。けれども、椅子に座ることで、足の骨は圧迫されず、血流も足の先までよくめぐるようになり、そのため、現代人は足が伸び、身長がのびたと言われています。女性も、正座から介抱されましたから、足が長くなり、平均身長がのびていったのでしょう。

 

いかがでしたか。日本人女性の平均身長は、戦後飛躍的に伸びましたが、現代は、伸び悩んでいるというデータも出ています。そのわけは、夜遅くまで、ゲームや勉強などして、睡眠時間が減ったこと、コンビニの食事ですませてしまい、栄養バランスに偏りが出ていること、運動不足になっていることなどがあげられます。

戦後、女性の平均身長が飛躍的に伸びたわけは、栄養バランスがよくなったことと、運動をするようになったことが主だということを考えますと、現代の私達も、その点をしっかりと考え、バランスのよい食事をし、外で運動をしなければならないといえますね。

自分が身長が低いから、子どもも低くなるのではないか…と恐れている方もいらっしゃるかもしれませんが、人間の身長は、遺伝だけで決まるものではありません。生活環境を改善すれば、背の低いあなたのお子さんも、身長が伸びる可能性はありますよ。

 


まとめ


女性の平均身長が伸び続けたわけは

・食生活の改善したため
・肉を食べるようになったため
・給食の普及したため
・スポーツが普及したため
・ライフスタイルが変化したため