美しいメイクや衣装を身に纏い、ランウェイの真ん中で、誰もが目を奪われるようなオーラを振りまくスーパーモデル。または、雑誌やCMで活躍する、素敵な笑顔と魅力的なスタイルで私たちを魅了する存在。
そんな華やかな世界に身を置き、女性なら誰しもが憧れるモデルですが、実際にモデルになるにはまず何から始めれば良いのでしょう。
ただスカウトされるのを待つ?なにかに応募する?その前の準備は?などなど、すぐにはわからないことだらけ。
今回は、そんな疑問を解消するべく、モデルになるために必要な心構えや歩むべき道を、7つに分けてご説明します。
モデルになるには?
知っておきたい7つの道のりと歩き方
モデルという職業について学んでおこう
一言にプロのモデルと言っても、色々な種類があります。ショーや雑誌などで活躍するファッションモデル、身体の一部分を美しく魅せるパーツモデル、美術作品のモチーフとなる絵画モデル。
その中でもおそらく、人気が高いのはファッションモデルでしょう。そのファッションモデルにも、仕事別でいくつかに分かれます。
海外の有名なファッションショーや、有名ブランドの広告媒体として活躍する「ハイファッションモデル」、テレビCMや雑誌などで、私たちの目に触れる機会も多い「コマーシャルモデル」など。
その種類を知ったうえで、自分の目指す道はどれなのか、しっかりと見極めておいた方がその後の方針が決めやすくなります。
モデルの苦労や大変さを知っておくべき
一般にモデルと言えば、皆にもてはやされたり、キラキラと輝く仕事ぶりだったりと、とても華やかな生活を送っているような印象です。
しかし、その水面下では大変な苦労や困難があるものということも、事前に知っておくべきです。
まずは、徹底した自己管理。ファッションやメイクを美しく見せることが仕事ですから、肌荒れや体重増加はもってのほか。日焼けやちょっとした傷なども厳禁です。
売れっ子モデルのあの美しさは、食事制限や運動、スキンケアや生活習慣など、完全な管理と努力の賜物なのです。
また、駆け出しの頃は、実力が全ての世界で、なかなか花が咲かないジレンマに苦しむこともあるでしょう。そういったつらい境遇もあることを、事前に知っておきましょう。
自分が歩みたい道はどれか、見極める
以上の点をよく把握したら、どんなモデルになりたいのかを、自分の適性も踏まえて考えていきましょう。
パリコレやミラノなど、海外の大きな舞台に立つことを目標とするのか?国内のアパレルブランドや雑誌の専属モデルを目指すのか?もしくは、タレントや女優を視野に入れ、まずはモデルからスタートしたいのか?
自分の美しさを保つ努力は同じですが、例えば、世界が認めるスーパーモデルは高身長や個性が求められますし、専属モデルはブランドイメージに合っているかどうかが重要になります。いずれはTVに出たいと考えるなら、きれいというだけでは通用せず、トークや演技力が重視されます。
色々な選択肢の中で、その険しさと適性を考慮したうえで、進むべき道をしっかり見極めましょう。
自分を美しく見せる研究をする
進むべき道が定まったら、モデル業界に通用するよう自分磨きをします。
自分を美しく見せるために必要なことは、なんだって取り入れていきましょう。
身体づくりにしても、不健康な痩せ方では、モデルとしては不合格。運動を適度に取り入れ、細身でしなやかなボディラインを手に入れることで、あらゆる洋服を美しく着こなす事が出来るのです。
また、スキンケアも、自分の肌質を知り、その良さを最大限に引き出すためのケアを行うことが大切です。
それ以外にも、例えば姿勢、歩き方。高い美意識を持って普段から振る舞うことで、自然と身についていく美しさもあるのです。
このように、努力によって身に付くモデルに必要な要素を、時間をかけてしっかりと蓄えておくことが重要です。
内面磨きも怠るべからず
モデルという職業は、外見もさることながら、かなりの精神力が要求されます。
名前が売れる前は、最初からどのオーディションも合格するものではありません。おそらく落選することの方が多いでしょう。
最初のうちは、落選するたび自分自身を否定されたような気分になるでしょう。それでも、諦めずに何度も応募し続ける積極性を持ってこそ、実を結ぶものなのです。
また、協調性と、自分を客観視する眼を鍛えておきましょう。
あくまでモデルというのは、洋服やメイク、広告などを、より魅力的に演出するための媒体です。
そのために、今自分に求められているのは何か、それを表現するためにはどう振る舞えばよいのかを、正確に認識して実行するスキルが必要となるのです。
オーディションを受ける上での心得(書類編)
さて、モデルへのスタンダードな道はオーディションを受けることですが、そうと決まればまずは書類の準備です。
モデルオーディションで必ず用意しなければならないのが、写真。可能であればプロのカメラマンに撮影してもらうことをおすすめします。
無理でしたら家族や友人に撮影してもらっても良いですが、その場合は明るく背景の良いところで、服装やポーズを変えて何枚も撮影し、その中で一番いいものを添付しましょう。
また、筆記欄ですが、なるべく丁寧な字で、PR欄は空白の無いように埋めましょう。つまり、仮に10行のスペースがあれば、10行全てを埋め、熱意を全て詰め込むのです。
内容は欠点や短所は書かず、自分の長所をメインに、見る人が目を留めるようなPRをしていきましょう。
オーディションの心得(会場編)
晴れて書類審査を通ったら、次は会場で直接審査されることになるのですが、その際にも気を付けるべきことがいくつもあります。
まず、服装はカジュアルすぎず、適度に清潔感があり、体型を隠しすぎず、トレンドを押さえた服装で。
そして、面接に移るのですが、その時気を付けたいのは、目線と話し方。
目線は、その時話している面接官の目をしっかり見て、真剣さをアピールします。目をそらしたり、目が泳ぐようでは悪印象を与えてしまいます。
また、話し方ですが、なるべくはっきり相手に聞き取りやすい声で、早口にならないように話します。
モデルの面接でも、話し方やアピールの仕方は意外と大きいです。堂々と、かつ謙虚に自分の思いを述べましょう。
あとは、帰宅して通知を待つのみです。合格すれば嬉しいですが、駄目でも落ち込まず、次のチャンスを狙いましょう。
いかがでしたでしょうか。
大まかではありますが、これからモデルを目指す人が通るべき道についてご説明しました。
今後モデルを志望する方々が、この記事を参考にしてプロのモデルへの道を歩んで行って下さると嬉しいです。
皆に羨望のまなざしを浴びせられるプロのモデル職に就くことは、簡単なことではありません。
しかし、狭き門だからと言って諦めて後悔するくらいなら、出来るだけのことをして、思い切ってぶつかってみたいものですよね。
険しい道のりではありますが、努力はきっと実を結ぶと信じて、希望を持って前に進まれることを願っています。
まとめ
モデルになるには?知っておきたい7つの道のりと歩き方・モデルという職業について学んでおこう
・モデルの苦労や大変さを知っておくべき
・自分が歩みたい道はどれか、見極める
・自分を美しく見せる研究をする
・内面磨きも怠るべからず
・オーディションを受ける上での心得(書類編)
・オーディションの心得(会場編)