ダイエットで痩せた美しいボディを手に入れ、カッコいい女性になりたいと多くの女性が一度は思う事でしょう。そして、「ダイエット」と一言に言っても、実際に「ダイエット」でスタイルを良くしよう、目標体重を設定し、その目標を達成しようと思うと、大変な努力も必要ですし、辛い事も多い物です。
ダイエット自体に挫折してしまう事も多いし、運よく成功しても、リバウンドしてしまう事も少なくはないでしょう。
リバウンドしてしまうと、ダイエット前の体重に戻る所か、以前より更に体重が増えてしまう事も多い様です。そして、リバウンドをすると、また、再びダイエットしても今度はなかなか痩せにくくなってしまうと言われています。
しかしながら、痩せたいと思い始めたら、即、結果が出なければテンションも下がってしまいますから、即効性のダイエットを試す方も多い筈です。
では、その即効性ダイエットとリバウンドの関係性はあるのでしょうか。考えてみましょう。
即効性ダイエットが
リバウンドして失敗する7つのワケ
たんぱく質が足りない!
即効性ダイエットの中で代表的なものに「7日間集中ダイエット」などの方法がありますが、これは、いわゆるプチ断食のようなものです。
これは、確かに、簡単に実行できるダイエット法であり、また、実際に痩せられたという結果が高い確率で得られる方法でもあります。
しかし、このダイエット法の最大の欠点、問題点は、基礎代謝をUPさせてしまうという事にあります。
これは、つまり、筋肉を大きくする為に重要な「たんぱく質」が不足した状態になると、筋肉を減らしてしまうばかりか、太りやすい身体を作ってしまうのです。
この「7日間集中」ダイエット終了直後から、体重が増加し、元の体重よりもはるかに重くなってしまうという、いわゆるリバウンドの状態が起きてしまうのです。
炭水化物抜きは、危険!
近年、糖質抜きダイエットの大流行がありました。その中でも、まずは、「炭水化物」をNGというルールの様なものがあり、さも「炭水化物」が肥満を引き起こす悪の代表の様に扱われる事があるようです。
しかしながら、「炭水化物」は、私達の日常生活にとって、とても必要なエネルギーを補ってくれている成分であるという事は、広く知られています。
ですから、その大切な「炭水化物」を一切摂らないという事は、決してお勧めできないのです。
その結果、体重は減るかもしれませんが、肝心の体力が落ちたり、簡単にリバウンドしてしまったりする身体になってしまうという事も忘れないで欲しいのです。
過度の疲労感は最大の敵!
例えば、即効性のあるダイエット法の代表として、短期的に、とても激しい運動をするという事があげられます。その場合、確かに、ものの1週間もあれば確実に体重を落とす事も十分可能でしょう。
しかし、そのようなダイエットをした場合、自分に残るものは、深い疲労感や倦怠感でしょう。そして、その激しい運動トレーニングは、再び繰り返そうとは思わないのではないでしょうか。
運動は無理のない内容で、長く続けられる程度の物が大切だという事です。
つまり、 無理な激しい運動をした結果、その反動による運動不足で、リバウンドという事になりかねないリスクがあるからです。
無理な計画をたててしまいがち!
短期間で痩せようと考えれば、どうしても無理をしてしまいます。1ヵ月で10kg痩せるとか、明日からいきなり10km走るなど、目標が高ければ高いほど、いざ、達成できないと自分に腹を立て、結果、ストレスを貯めてしまう事になります。
これは、リバウンドの原因になる行為に他なりません。
何事も継続が大切です。例えば、毎日20分のウォーキングなど、確実に、毎日楽しく続けられることから始めてみる事です。
慣れてきたら少しずつメニューを増やすという具合にしてみては、いかがですか。
急な食事制限が、心と身体のストレスになるのです
日頃の食生活は、とても大切です。実は、日常の食生活さえ上手く出来ているのなら、基本的に太らないものだという考え方があります。
つまり、その規則正しい食生活が、乱れてしまうと太り、逆に、食生活を整える事で、健康的な身体づくりが出来るというのです。
また、それを継続し続ける事、これこそが、リバウンドを回避する最大のコツと言える訳です。
それは、実に簡単な事で、毎日食べる時間を決めたり、カロリーに気を付けたりするという、「適度」な食事制限の中でのダイエット法であれば、問題ないのだそうです。
一時的に無理な食事制限をして、効果がでたとしても、体重が落ちると、脂肪と一緒に筋肉も減ります。食事制限する事により身体が勝手にそれを飢餓状態だと判断してしまい、エネルギー源である「脂肪」は残して、エネルギー消費の激しいとされる「筋肉」を減らそうというメカニズムが働く訳です。
つまり、言い換えると、無理な食事制限により、身体は「脂肪」を溜め込む時期だと判断してしまうのです。
そもそも筋肉が落ちる=基礎代謝も落ちるということを意味している訳です。食事制限ダイエットを行うのであれば、極端な食制限のみではなく、是非、運動や筋トレも併せて一緒に行う事をお勧めします。
ポイント、目安としては、1ヶ月で2~3キロ程度を、目標に落としていきましょう。
食事の回数を減らす事だけが良い訳ではありません!
勿論、消費カロリーが摂取カロリーより多ければ、太らないというのは当然です。だからと言ってただ単に、食事の回数を減らせば一日の摂取量が少なくなるというわけでもないのです。
また、カロリーの低い物だから、いくら食べても大丈夫なんて思うのも錯覚です。
一番理想的なのは、食事の回数を小分けにして、一回量を少なくする。つまり、少量でもその都度「満足感」「満腹感」が得られれば、お腹がすきにくくなり、いわゆる「食べ過ぎ」を防ぐ事ができるのです。
ただ、そこで大切なのは、食事の回数が増える事で注意しなければいけないのが、必ず空腹になってから次の食事を摂るということです。
人には満腹中枢と言うものがあり、空腹でないのに食事を摂る、または、食事の回数を増やすという行為は、満腹中枢の機能を妨げる可能性があると言われます。
そこで、お勧めなのが、和菓子です。甘い和菓子は、カロリーが高いのでは?というイメージがあるかと思いますが、実は、意外な事に脂質が少なめである物が多く、むしろ、脂質と糖質タップリな洋菓子と比較しても、脂肪として吸収されにくく、カロリーも抑えめという点でダイエットには最適なのです。
さらに和菓子の原料を見てみると、食物繊維の多い豆類や海草類が使われている事が多く、血糖値の上昇を抑え、腹持ちを良くしてくれるのです。つまり、この「腹持ち」というのが非常に重要なのです。
停滞期にはモチベーションが下がってしまいます!
特に、ダイエットを諦めやすい時期が、停滞期です。その停滞期に入るまでは、調子よく体重が落ちていきますが、ある時期を境に急に思う様に体重が落ちなくなってしまいます。
ほとんどの場合、この停滞期に、モチベーションを維持することができず、諦めてしまいがちです。そしてドカ食いという形でリバウンドしてしまうのです。
「りんごダイエット」は、常に身体と相談です
3日間の3食を、りんごだけにするというダイエット法があります。
これは、食事制限ダイエットの中でも、かなりハードなダイエット法と言えますが、確かに即効性はあるようです。
しかし、逆にリバウンドしやすいダイエット法とも言えるものです。なぜなら、無理をすればしただけ、戻りも早く、また、更に痩せにくくしてしまうという法則があるからです。
体調に異変を感じたらすぐにやめる事をお勧めします。また、栄養素も大きく偏るので、絶対に3日以上は続けないという事を守って下さい。
いくら、目標体重に近づいたとは言え、体調を崩し、不健康な痩せ方をしたのでは、元も子もないのですから。
いかがですか。結論的には、ダイエットした結果、リバウンドしないために一番大切な事は、短期間で急激な減量はしないという事なのです。
また、具体的に言えば、1ヶ月に5%以上体重を落とさない様に心がける事が大事です。それは、つまり、リバウンドの特徴として、無理に短期間で体重を落とし痩せると、その分、戻りも早いという特徴があるからなのです。
ですから、なるべく時間をかけて、じっくりゆっくり痩せる事が望ましいという考えがある訳です。
厳しい食事制限も、激しい運動も、無理があってはいけないのです。それらのストレスがリバウンドにつながってしまう事も決して忘れてはいけません。
ただ痩せれば良いのではなく、健康的に美しく痩せる事を目標に、無理のないダイエットを心掛けましょう。それが、ダイエットを成功に導く鍵となります。
まとめ
即効性ダイエットがリバウンドして失敗する7つのワケ
・たんぱく質が足りない!
・炭水化物抜きは、危険!
・過度の疲労感は最大の敵!
・急な食事制限が、心と身体のストレスになるのです!
・食事の回数を減らす事だけが良い訳ではありません!
・停滞期にはモチベーションが下がってしまいます!
・りんごダイエットは、常に身体と相談です