コーヒーのカロリーとダイエットに効果的な理由


コーヒーはお砂糖やミルクを入れなければカロリーはほとんど無いため、ダイエット中でも安心して飲めますよね。実は、このコーヒー、カロリーが低い以外にもダイエットに嬉しい効果がたくさんあるということをご存知でしょうか。

ここ最近では、コーヒーが健康に良いと言われていますが、それは健康維持の観点だけではなく、ダイエットの手助けになるという意味でもあります。コーヒーをダイエットに活用するためには、どんなタイミングでどんな飲み方をすれば良いのでしょうか。ただ、仕事の合間や食後に飲むだけでは、その効果は十分に発揮できません。

そこで今回はコーヒーに含まれるカロリーのご説明と、コーヒーがダイエットに効果的な理由も併せてお伝えします。

コーヒーは一杯で6kcalしかない!

まず、コーヒーに一体どれくらいのカロリーがあるのかというと、100g当たり4kcalとなります。一般的なコーヒーカップ一杯で140ml(140g)程度ですから、一杯当たりのカロリーは6kcalしか無いのです。このくらいであれば、一日に何杯飲んでも気になりませんよね。

もちろん、お砂糖やミルクなどを入れて飲んだり、缶コーヒーを飲むとなれば話は別です。この場合は、カロリーオフでないジュース類と同じくらいの摂取カロリーになってしまう恐れもあるので、ダイエット中にコーヒーを飲むのなら、ブラックにしておいた方が安心です。

食欲を抑制し、間食防止になる

ダイエットのために食事を減らすと、どうしても中途半端な時間にお腹が空いてしまいますよね。でも、空腹だからと間食してしまっては、食事を減らした意味がありません。

こんな時、コーヒーを一杯飲んでみましょう。しばらくすると、自然に食欲が落ち着いていることに気付きませんか?そう、コーヒーには食欲を抑える働きがあるため、間食したいときの強い味方になるのです。

これは、コーヒーに含まれるカフェインの効果で、胃腸を刺激して食欲減退をさせるのです。ただ、あくまでコーヒーは刺激物なので、胃腸の調子が悪い時の「空きっ腹にコーヒー」はやめた方が良いでしょう。

カフェインに脂肪燃焼効果がある

コーヒーのカフェインの作用は、食欲減退だけではありません。交感神経を刺激し、脂肪の燃焼効率を上げる効果も認められています。

この効果をより享受するためには、有酸素運動前にコーヒーを飲むことをおすすめします。時間にすると、運動開始の30分前くらいが最適ですね。コーヒーを飲むことで、その後の運動によって消費するカロリーがぐんと上がります。

運動する暇がない人も、仕事の合間や通勤の前にコーヒーを飲んでおけば、仕事や歩行中などに消費するカロリーが多くなります。

クロロゲン酸には脂肪燃焼、肥満予防に効く

カフェイン以外にも、クロロゲン酸という成分も健康効果が高いと注目されています。この成分はポリフェノールの一種で、脂肪の燃焼効率を上げ、肝臓への脂肪の蓄積を抑える働きがあると考えられています。また、血糖値の上昇を抑えるため、太りにくい体質に近づける効果もあるのです。

このクロロゲン酸は生豆にたくさん含まれているのですが、熱に弱く、深煎りにすると失われてしまいます。クロロゲン酸の摂取を目的にコーヒーを飲むのなら、浅煎りのコーヒー豆を選んだ方が良いでしょう。

水分もたくさん摂るようにしよう

コーヒーをダイエットに活用する際には、気を付けたいことがいくつかあります。その中でも一番大切なのは、コーヒー以外の水分もたくさん摂るようにすること。

コーヒー中のカフェインは消費カロリーを上げる効果がありますが、利尿作用も高く、トイレが近くなりますよね。尿が多くなるということは、体内の水分がどんどん奪われて行っている状態なので、身体が脱水状態になるのです。これを放っておくと、体内の水分の循環がうまく行かなくなり、むくみなどの原因になります。

むくみはダイエットの大敵ですから、コーヒーをたくさん飲むのなら、それと同じくらいお水を飲むようにして下さい。

さてコーヒーに含まれるカロリーや、コーヒーのダイエット効果などについてお伝えしました。

コーヒーが低カロリーだということや、カフェインが豊富だということは昔からよく知られていますが、そのカフェインがダイエットに良いということ、そしてクロロゲン酸という成分の働きなどは、あまり知られていないようです。それもそのはず、日本に美味しいコーヒーを飲む習慣が根付いたのはほんのひと昔前で、それまではただの嗜好品という位置付けでしかなかったからです。

コーヒーがこれだけ身近になったからこそ、ダイエットへの影響も深く研究されたということだとも言えます。美味しくて健康やダイエットに良いコーヒーは、これからも愛され続けることでしょう。

まとめ

コーヒーのカロリー、ダイエットに効果的な理由と飲み方は

・コーヒーは一杯(140ml)で6kcalしかない
・空腹時にコーヒーを飲むと食欲を抑制し、間食防止になる
・カフェインに脂肪燃焼効果がある
・クロロゲン酸には脂肪燃焼、肥満予防に効く
・利尿作用が高いので、むくみ防止のため水分もたくさん摂るようにしよう


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