高カロリーのケーキやシュークリーム、アイスクリーム。生クリーム。これらの洋菓子は、カロリー高め。。もちろんダイエット中は控えなければいけないものですが、あの甘くてこってりとした味わいは、我慢しきれないこともありますよね。
それだけではありません。クリームが山盛りのハワイアンパンケーキや、フラペチーノなどのトッピング、甘くないものでもカルボナーラやクリームパスタなど、生クリームを使った食べ物はどれも魅力的。生クリームのカロリー知っていますか。でも、この生クリーム、ダイエット中にはとても危険なものなのです。そのカロリーは、他のものと比較してみると、ずば抜けて高いためです。ケーキの他の材料である砂糖や小麦粉などに比べても、トップクラスです。
今回は、そんな生クリームをダイエット中は控えるべき理由について、ご説明します。
生クリームのカロリーが
ダイエットに一番危険な5つの理由
生クリームは、少量でもかなりの高カロリー
一般的にスーパーなどで出回っている生クリームは、乳脂肪が40%くらいのものが多いです。それを基準に、カロリーについて考えてみましょう。
純乳脂肪40%の生クリームは、メーカーによって少々の誤差はありますが、一般的なもので100g当たりのカロリーが406kcal。でも、大体の生クリームは200mlパックで売られています。生クリームの200mlは200gなので、なんと1パック当たりのカロリーは、812kcalという計算になります。
体重50kgの人が、1時間ウォーキングをして消費するカロリーが160kcalですから、これは、生クリーム40g相当です。これは、大さじ3杯弱程度、大した量ではないのです。
こう考えると、生クリームのカロリーがいかに高いかを知ることができるでしょう。
世間には生クリームをたくさん使用した食品が溢れている
自分で意識して食べないようにしていても、現在は生クリームをたっぷり乗せたり挟んだりした、カロリーたっぷりスイーツやパンなどが溢れ返っています。
例えば、ケーキ屋や、コンビニスイーツでおなじみのロールケーキや、クリームを乗せてボリュームを出したクリーミーなプリン、エクレアやシュークリームも、カスタードクリームだけではなく、生クリームも一緒に入れたカロリーたっぷりのものが人気のようです。少し前に大流行したパンケーキだって、専門店には必ずと言っていいほど、生クリームを塔のように積み上げたものが売れ筋商品として紹介されています。
そして、どのコーヒーショップにも置いている、冷たいシェイク状のドリンク類。これらには、トッピングとして生クリームが乗っていることが多いですよね。ダイエット中は、これらの誘惑に負けそうになるでしょうが、先ほどご紹介したそのカロリーを意識して、しっかりと誘惑を断ち切りましょう。
ダイエット中は、高脂肪食品の方が満足感が低い
食事制限を取り入れたダイエットをしていると、自然とカロリー計算を自分で行うことになりますよね。そうしているうちに、脂肪分が多いものは、量をたくさん食べられない、ということに気付くはずです。
と、いうことは、脂肪を控えた食事をすれば、お腹一杯食べられるのに、脂肪が多いと、少ししか食べられない、ということで、逆に満足できずに食事を終えてしまうことになりかねません。パスタで比較すると、卵と、生クリームをたっぷり使ったカルボナーラでは800カロリー前後、アサリと白ワインで仕上げたボンゴレビアンコなら550kcal前後と、同量の麺を使用しても、そのカロリーにかなり開きがあります。つまり、ボンゴレを選べば、カルボナーラに比べると、もう一品何か食べても余裕がある程度のカロリーで済むということです。
ですから、生クリームのように、カロリー、脂肪が高いけれど食べやすいものは、ダイエット中は控えた方が、ローカロリーでも充実した食生活を送ることができるのです。
生クリームはダイエットには不要のもの
そもそも、生クリームの健康効果はどうなのでしょうか。摂るべき栄養素が含まれている食材と言えるのかどうか、調べてみました。
生クリームの他にも、砂糖や穀類など、ある程度のカロリーが高い食材や調味料はたくさんあります。でも、これらは、摂り過ぎなければ、生きる上で必要な糖質となりますから、完全に摂らないようにするというのは却って危険なものです。
ですが、生クリームはどうでしょうか。そのほとんどが動物性の脂肪と水分だけで構成されていて、乳由来の食品ですからカルシウムはある程度含まれてはいますが、別な食品で摂取できるので、わざわざ生クリームからカロリーを沢山摂取してまで摂る必要はありません。
ですから、健康のためにわざわざ食べるための食品ではないのです。それなのに、生クリームがこれだけ利用されるようになった理由は、純粋にその美味しさから。このように、生クリームは味だけを重視した食品のため、カロリーはとても多くダイエットには必要の無いものなのです。
動物性生クリームの危険性
生クリームには植物性と動物性がありますが、特に風味豊かなのは動物性の方です。ですが、カロリー以外の理由でも、動物性の脂肪を摂り過ぎると危険だということは良く知られていますよね。
動物性脂肪を摂り過ぎると、中性脂肪が高まり、そのため悪玉コレステロールが増え、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の危険性がぐんと上がってしまうのです。しかしながら、美味しいものは身体に悪いとはよく言ったもので、生クリームも、バターも、霜降りのお肉も、その美味しさから食べ過ぎてしまう恐れがあるものです。ですが今はダイエット中。ちょっとくらいの甘えも許されないという覚悟で、自分の強い意志を持って、ぐっと我慢するようにしましょう。
また、動物性の生クリームを控えたからと、植物性生クリームは食べ過ぎても大丈夫、ということではありません。カロリーだけで見ると、動物性も植物性もそう変わりません。
いかがでしたでしょうか。この記事を読んで、生クリームのカロリーいかにダイエットに不向きかを知れば、生クリームが食べたい気持ちを抑えることができるのではないでしょうか。また、生クリームを控えても、他にローカロリーで美味しいおやつはたくさんあります。カロリーオフのゼリーやシャーベット、味わいは美味しいままでカロリーを抑えたアイスクリームや、カロリーの低い豆乳クリームを使ったスイーツなんかもあるのです。
もしも、ダイエット中にどうしても甘いものが食べたくなって、どうしようもなくなった時は、生クリームには手を伸ばさずに、これらのローカロリースイーツを上手に活用して、つらいダイエットをなんとか乗り切って下さいね。
まとめ
生クリームのカロリーがダイエットに一番危険な5つの理由とは
・生クリームは、少量でもかなりの高カロリーだということ
・世間には生クリームをたくさん使用した食品が溢れている
・ダイエット中は、高脂肪食品の方が満足感が低い
・生クリームは身体に必要な栄養素が無く、ダイエットには不要のもの
・動物性生クリームの摂り過ぎは、動脈硬化などの危険性がある