サウナの知られていなかった消費カロリーと7つの活用法

サウナの知られていなかった消費カロリーと7つの活用法
日常生活の中で大きなストレスを感じた時、運動不足を感じた時、身体が重く感じた時、人は、お風呂やサウナで汗を流し、サッパリ気分転換、ゆったりリラックス、一気にリフレッシュしたくなるものですよね。

確かに、運動で汗を流そうと思うと、どの様な運動を選ぶにしても、準備や時間が必要です。それらを確保するために、色々考えなければならないとなると、更にそれがストレスになりかねません。それでは、本末転倒です。

気楽に、自分の都合で動け、また、短時間で効果を得られるという意味では、公共の施設を利用して行う、サウナなどは、最適といえるのではないでしょうか。

そこで今日はサウナのあまり知られていない消費カロリーやサウナの上手な活用法についてお伝えします。

短時間で軽い運動に匹敵するカロリー消費量

サウナに入って消費出来るカロリーは、体重1kgあたり0.0564キロカロリーと言われています。では、具体的にサウナによる消費カロリーを知りたい場合どうしたらいいでしょう。

それを計算する方法として『体重×体重1kg当たりの消費カロリー×時間×性別・年齢による補正係数 = 消費カロリー』という数式が存在します。

この時、水風呂も併用し行うと、さらに効果が高まり、数値にも影響があるそうです。

サウナに入ると、身体を動かした訳ではないのに、軽い運動をした時と同等のカロリーを消費している事になるので、多少の疲労感もあります。運動やサウナ浴などを行った時と、何も行っていない時を比較すると、基礎代謝があがるという意味でも、身体の変化は起こりうるのではないでしょうか。

そして、サウナ浴を定期的に行う事により、身体の余分な水分が落ちる、と考えられていますので、体重も落ちるという可能性があると言えるでしょう。

週に数回続けてサウナ浴を行っていると、実際に身体の余分な水分が落ちるのか体重も減り、また、その状態をキープする事が可能である、つまり、もとの体重には戻りにくいという話も耳にします。

決して、サウナ浴により、脂肪が落ちたと断言する事はできませんが、おそらく、「水太り」という言葉もある様に、人の身体には、必要な水分以外に、何の役割も果たさない余分な水分を貯め込んでしまっている場合もあるようです。その余分な水分がサウナによって身体の外に排出されるだけでも、かなりすっきりしたと感じられる様です。

しかし、ここで注意しなければならないのは、サウナ後の「水分補給」です。勿論、ジュースのような高カロリーの水分では、せっかく落とした余分な水分や消費したカロリーがむだになってしまうので、意味がありません。この場合の「水分補給」には、必ず、水かスポーツドリンクにして下さい。

 

ストレス解消にサウナを利用しましょう

サウナ浴は、ストレス解消に劇的な効果があるといわれています。科学的な根拠という点から見ると、サウナに入る事によって出た汗と一緒に、身体の中の無駄な成分、つまり不必要な物も排出されるという事でしょう。

本来、人間の身体というものは、汗をかくように出来ているものです。しかし、現代では、公共の場、また、各ご家庭においても、ほとんどの建物にエアコンなど優れた空調設備が整っていて、暑い夏でも快適に過ごす事が出来ます。また、日常生活の中でも思いっきり身体を動かして汗をかくということが、非常に少なくなって来ているように感じます。

勿論、本当は思いっきり身体を動かして、汗をかくという事が一番良いとは思いますが、時間や環境、その他諸々の事情により、それが難しいのであるならば、せめてサウナで思いっきり汗をかいてみるというのは、いかがでしょう。

サウナや大きなお風呂に入る事により、汗と一緒に、日頃の生活の中で身体や心に溜まったストレスが流れ出て、気分的にスッキリ、リラックス出来たと感じる方も少なくない様です。沢山の汗をかくと、何か満足感や達成感の様なものが得られ、とても気分がよくなるという意見もあります。

 

美肌効果が期待できます

サウナに入るという事は、当然ではありますが、大量に汗をかきます。しっかり汗をかくという事は、新陳代謝をよくするという効果もありますので、同時に、古い肌から新しい肌に変化させるという、いわゆる肌の再生力を高める事にもつながります。

つまり、サウナ浴をする事によって、肌がツルツル、スベスベになるという美容効果が期待できる訳です。

サウナと水風呂は、セットとお考えの方も多いものです。とは言うものの水風呂の利用方法には注意をして下さい。サウナ浴で汗を流すのは大変良い事です。更に、そのあと、水風呂に入りサウナでほてった身体を冷ます、という行為は、自立神経の本来の働きを取り戻す為に、とても意味のあることなのです。

サウナが設置されている大衆浴場などで、水風呂の近くには、必ずこんなお約束が提示されていると思います。

「手足や身体に水をかけ、身体を十分にならしてから静かに水風呂に入りましょう。」水風呂の水温は20℃~25℃位が適当だと思います。くれぐれも心臓や血管などの疾患が心配な方は無理をしないようにして下さい。

 

寝つきを良くする働きがあります

サウナ浴は、軽い運動をするのと同じくらいのエネルギーを消費しますので、運動後のような心地よい疲労感を感じる事が出来る為、当然寝つきも良いはずです。

また、サウナに入った後は血液の循環が良くなり、体全体に十分な血液が送られます。すると、運動後のように、身体が温まる為、睡眠、安眠にとって良い状態になったという事から、自然に眠れるようです。

現代社会では、エアコンが普及し、暑ければクーラー、寒ければ暖房、とどこにいても快適な生活が出来る訳ですが、この様な生活の中で、交感神経が働く機会を失い、そして、24時間眠らない街が多くなる中、遊びや仕事の為不規則な生活が当たり前になると副交感神経が上手く機能しなくなるといった具合で、これらの結果が、自立神経失調症につながる訳です。

これこそが、現代人の抱える大きな悩みとなっている訳ですが、この様な場合の対処法として、サウナは大変効果的と言えるでしょう。

 

優れたデトックス効果があります

サウナによって、血液の循環が良くなると、血液中に溜まった老廃物が洗い流されるので、デトックス効果が期待できると言われますます。

デトックス効果とは、体から毒素を追い出し浄化するという意味です。このデトックス効果により、健康面・美容面で様々な効果をもたらす事になる訳です。

基本的に水のある場所には「マイナスイオン」が発生していると言われます。蒸気の立ちのぼるサウナ内では、気分が落ち着きリラックス効果もあると感じる事でしょう。

更に、スチームサウナの様に、ストーブ上の石に水打ちする形式のサウナでは、より高い効果が得られる様です。

しかし、それは、気分だけの問題ではなく、実は、人間の身体のメカニズムからも理にかなった事だと考えられているようです。

人間の身体の中の交感神経というものは、身体を活発に動かすという作用があり、また、副交感神経というものは、身体を活発に動かす作用を鎮める作用があると言われています。

例えば、急な階段をかけ上がった後には心臓がドキドキする、暑い日に汗をかく、などといった事は、交感神経が働いている訳です。また、夜就寝する際には、心臓の鼓動がゆっくりになったり、呼吸がゆったりしてくるなどは、副交感神経の働きによるものなのです。

 

サウナの効果を最大限にあげる利用法(時間、場所)

サウナ浴を快適と感じられる時間は、人によって個人差がある様ですが、肝心の健康効果を得る為という事で言えば、10~15分程度で十分だと言われます。

長ければ長いほど、身体の中の悪い物を排出出来るのではないだろうかというイメージがあるかも知れませんが、長時間にわたるサウナ浴は、実は逆効果で、リラックス出来るどころか、身体に疲労を溜めてしまうので注意して下さい。

また、公共の室内が広いサウナには、寝ころべるスペースや段差のあるベンチ型のもの、大型テレビが設置され、のんびり過ごせる形式などがあります。サウナ内に入ると、まずは、自分の場所を確保する訳ですが、それにもより高い効果が得られる場所というものがあるのをご存知ですか。

実は、段差があるサウナであれば、床や下段の温度の低い位置よりも、温度の高い上部の場所で、短時間というのが、最も効果的なのです。

 

サウナ後の体温変化が大切です

サウナでたっぷり汗をかいたあとは、外気で体を冷やすのが1番ですが、スーパー銭湯の様に、中庭等のスペースが十分確保されている場合を除いては、なかなかそうもいかないでしょう。ですから、それが無理な場合は、水風呂、あるいは、冷水シャワーで体温を下げるようにしましょう。

これは、体温を変化させる事によって、血液の循環が鍛えられるという効果を得る為です。

そして、サウナから出た後は、必ず水分補給です。キーンと冷えたビールなどアルコールなら、身体の中からも一気に冷やす事が出来るので呑みたい所ですが、アルコールは、逆に水分を奪ってしまうので避けて下さい。

 

さて、サウナとダイエットの関係性には、様々なご意見があり、岩盤浴、半身浴、サウナなどでは、ほとんどカロリーを消費しないものだという声もあります。

また、大量に汗をかくために一時的に体重計の数字は落ちますが、これは体内の水分が失われたためで、決して脂肪を減らすという意味での「痩せた」状態ではないのだという意見もあります。

そうは言っても、サウナがもたらす身体的効果としては、大量の汗をかくことにより、毛穴につまっている老廃物を排出するので、美肌効果を期待することができるという事は言えるようです。

また、サウナの様々な入り方を研究、実践する事によって、冷え症、肥満、便秘、肩の痛み、スポーツ後の筋肉痛、全身疲労などの治療に役立つという事も考えられているようです。

サウナに入る前には、満腹状態になるのは避ける事、コップ一杯の水を飲むことは、必ず守って下さい。

人間の体内では、食物を消化する際に、血液は胃に溜まります。その様な状態でサウナに入ると、血液が体中に分散されてしまう現象が起こり、気分が悪くなる恐れがあるというのです。それと、サウナ内では、大量の水分を放出する事になるので水分補給は必須なのです。

まとめ

サウナの知られていなかった消費カロリーと7つの活用法

・短時間で軽い運動に匹敵するカロリー消費量
・ストレス解消にサウナを利用しましょう
・美肌効果が期待できます
・寝つきを良くする働きがあります
・優れたデトックス効果があります
・サウナの効果を最大限にあげる利用法(時間、場所)
・サウナ後の体温変化が大切です


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