正しい酵素ダイエットの方法と、陥りがちな失敗ポイント

巷で話題沸騰中の酵素ダイエット。薬局のダイエット食品売り場や、通販サイトのランキングなどで目にする機会も増えてきました。

でも「酵素」って、理科の授業で聞いたことはあるけれど、何がダイエットに効くのかわからない、という方も少なくないのではないでしょうか。

確かに、名前だけではどういうダイエットなのかピンと来ないかもしれません。でも、酵素ダイエットには、健康維持にも役立つ要素がたくさんあるのです。

今回は。酵素ダイエットの具体的な方法や、ダイエットの失敗につながりがちな誤った認識について色々とご説明します。

この機会に酵素ダイエットについて詳しく知りたい方や、すでにお試しの方でも、現在の方法に疑問がある方へ。ここで、改めて酵素ダイエットの知識を深めていきましょう。

 


正しい酵素ダイエットの方法と、
陥りがちな失敗ポイント

 

そもそも「酵素」とは?

人の身体における「酵素」とは、広い意味では、食べたものの消化や呼吸、合成などの体内で起きるあらゆる反応の仲介をする役目の物質です。その働きは無くてはならないもので、人は酵素がなくては生きることができない、と言っても過言ではありません。

「酵素」を作る材料はただ一つ、たんぱく質です。ですが、酵素は1種類ではなく、その用途に応じてたくさんの種類が存在します。ただ一つの材料で、膨大な種類が生み出されるわけですね。

その酵素が不足してしまうと、健康維持の面で大きな問題ができてしまいます。消化がうまくいかなかったり、便秘がちになったり。体温調節がしづらくなったり、代謝が悪くなるということも発生します。

そうなってくると体外から酵素を取り入れて体の働きをスムーズにすることが効果的ですが、それをダイエットに発展させたのが、「酵素ダイエット」です。

酵素の働きにより、代謝を高めたり、お通じをスムーズにすることで、健康的で痩せやすい身体作りを促進するというのが、酵素ダイエットの大きな目的なのです。

 

酵素ダイエットの方法

酵素ダイエットの方法は2種類あり、「置き換え」と「断食」に分かれます。

まずは「置き換え」の方からご説明します。三食のうち一食を酵素ドリンクに置き換えて、摂取するエネルギーを減らしつつ、必要な酵素をドリンクから摂取するというものです。

朝、昼、夕、どの食事を置き換えても良いのですが、可能であれば一日の中で一番食事量の多い、夕食を置き換えるのが一番効果的です

また、「断食」の方法は、最低でも48時間以上を酵素ドリンクだけで過ごし、胃腸を空にすることで肝臓が休まり、デトックス効果と新陳代謝が促されます。

断食後は、「復食期間」と言って、胃腸に負担の無い、消化の良いものから食べ始めて体をならしていきます。

やはり効果が高いのは断食の方ですが、急に食事を断つことが困難な場合もありますので、自分の状況に応じて置き換えか断食かを選ぶと良いでしょう。

 

陥りがちな失敗例その1、飲めば痩せるは間違い!

前項の酵素ダイエットの方法からわかる通り、酵素ドリンクそのものに脂肪燃焼効果や痩身効果があるわけではなく、あくまで身体を痩せやすくする手助けに過ぎないことを理解するべきです。

しかし、巷のダイエットサプリのように、通常の食生活に加えて酵素ドリンクを取り入れただけで、痩せられると勘違いする人が少なくありません。

酵素ドリンクは、多種類の果物や野菜などを、発酵熟成させて作られています。元々が食品由来のため、生産メーカーにもよりますが、多少なりのエネルギーが含まれます。

そのため、普段の食生活に酵素ドリンクを追加しただけでは、エネルギーの過剰摂取につながり、逆に太ってしまう結果につながります。

酵素ダイエットの要は、摂取エネルギーを制限しつつ、必要な栄養素をドリンクで補い、かつ、酵素の効果で痩せやすい身体作りをするところにあります。この点について、誤解の無いようにご注意ください。

 

陥りがちな失敗例その2、体質改善を妨げる生活習慣

酵素ダイエットの大きな利点はもう一つ、酵素の摂取により痩せやすい身体を作り、ダイエットをストップした後も太りにくくすることが挙げられます。

そのため、酵素ダイエット中はなるべく規則正しい生活を心がけ、軽くでも運動するとか、深夜に食事を摂らないなど、せっかく取り入れた酵素の働きを妨げないように注意するべきなのです。

しかし、酵素ドリンクを飲んでいるし、食事制限もしているからと言って、深酒をするとか、全く運動をしない、食べるものは栄養バランス無視の身体に悪いものばかり……という生活では体質改善など望めません。

これでは何のために酵素を摂取しているのかわからなくなってしまいます。酵素ダイエット中は、酵素の働きを最大限に引き出すため、規則正しい生活を心がけましょう。

 

酵素ドリンクの飲み方あれこれ

最後に、酵素ドリンクを飲むにあたり、知っておくと便利なブレンド方法をお教えします。

まず、王道と言えるのが炭酸水。サイダーのように甘味の入っているものはダメです。カクテルベースなどに使われる無糖のもので割りましょう。炭酸水で割れば、満腹感が出て食欲が抑えられ、一石二鳥です。

豆乳で割るのも、酵素ドリンクの自然な甘みとマッチして美味しく頂ける味になります。大豆イソフラボンを同時に摂取でき、美容効果もアップします。ただ、豆乳自体にある程度エネルギーがありますので、摂り過ぎにはご注意を。

温かい紅茶で割れば、熱により酵素の活性が上がり、自分の身体も温まるので、酵素の力を引き出す効果が期待できます。ただ、火傷するような熱々の紅茶だと逆に酵素が死んでしまうので、口に含んで温かい程度にとどめましょう。

 

いかがでしたか。

酵素ダイエットについて皆さんに知っておいて頂きたい基礎知識と、ダイエットの失敗につながる間違った認識や方法、ダイエットを楽しく続けるための酵素ドリンクの美味しい飲み方などをご説明しました。

流行のせいもあってか、酵素ドリンクは様々な原料から作られた、たくさんの種類が販売されています。その中で、自分に合うものを見つけて、上記の方法を無理なく実行することができれば、身体にも心にも負担が少なくて済みますよ。

これから酵素ダイエットを始めようと思っている方、一度酵素ダイエットに失敗した方。この記事を読んで酵素ダイエットについて詳しく勉強し、より効果の高いダイエットにつなげられるといいですね。

 


まとめ


正しい酵素ダイエットの方法と、陥りがちな失敗ポイント

・そもそも「酵素」とは?
・酵素ダイエットの方法
・陥りがちな失敗例その1、飲めば痩せるは間違い!
・陥りがちな失敗例その2、体質改善を妨げる生活習慣
・酵素ドリンクの飲み方あれこれ


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