チーズでカロリーの少ないものを選んでダイエットに活用

世界中に様々な種類が存在するチーズ。長い歴史の中で、美味しさを追求されてきただけあって、私たちの周りには美味しいチーズや、それを使った料理が溢れています。

でも、ダイエットをしている時は、チーズってどうなんだろう、カロリーが高そう、脂肪が多そう……という印象で食べることを躊躇している人も少なくないようです。

ですが、チーズには良質のたんぱく質が豊富に含まれ、美しく健康な身体作りに一役買ってくれるという側面もあります。そして、意外とローカロリーなチーズもたくさんあることをご存知でしょうか。

今回は、ダイエット中でも安心して食べられる、カロリーが少なめのチーズを4種類と、美味しい食べ方についてご説明します。

 


チーズでカロリーの少ないものを選んで
ダイエットに活用

 

チーズの材料と種類

チーズと言えば、ただ牛乳を発酵させて作る、というわけではありません。牛乳だけでなく、羊乳、山羊乳などからも作られますし、モンゴルあたりでは馬乳でチーズを作る文化もあるそうです。

また、牛乳製のチーズだけで言っても、生乳100%から作られるもの、分離させた生クリームから作られるもの、クリームを取った後の脱脂乳から作られるものなどがあります。しかも、それで終わりではなく、チーズを作った後の残り汁からもまた新しいチーズが作れてしまうのです。

今回特にご紹介したいチーズは、水分が多くて重さあたりのカロリーが低いもの、脂肪を含まないためにカロリーが低いものなど。その中でも、スーパーや大手の輸入食材店で手に入りやすいものを重点的にピックアップしてみました。

 

モッツァレラチーズ

ピザやカプレーゼなどの、イタリアンでおなじみのモッツァレラチーズ。焼くと長く伸びて、牛乳の香りが広がるとても美味しいチーズです。

このモッツァレラチーズは、100%牛乳の牛乳から作られるため、脂肪分はそれほど少なくないですが、真っ白な状態で水に浸かって売られているものは、水分の含有量が多く、100gあたり250キロカロリーと、重さあたりのカロリーがその他の一般的なチーズよりも低めです。

モッツァレラチーズを食べるときは、ピザやパスタなどの、他にカロリーの高いものと一緒に食べるのではなく、トマトなどの野菜やハーブと一緒にサラダなどにして、余分な脂肪を加えない食べ方がダイエットに向いています。

また選び方ですが、水が切られてパックされているものより、水に浸かって売られているものを選びましょう。水が切られたものだと、水分が抜けている分重さあたりのカロリーが高くなっています。

 

パルミジャーノチーズ

パルミジャーノと聞けば、トマトソースのパスタに振りかける粉チーズを思い浮かべる方が多いでしょう。一昔前は、日本では粉チーズとして使われるだけでしたが、近年ではそのままおつまみとしてスライスして食べたり、リゾットなどの料理に使うことが浸透してきました。

このパルミジャーノチーズは、牛乳から脂肪分を除いたあとの脱脂乳から作られるチーズで、長期間熟成させるためたんぱく質が熟成し、旨味の強さが特徴として表れます。

100gあたりのカロリーは475キロカロリーと、決して低くはありませんが、これは水分が無く、重さあたりに全ての栄養成分が凝縮しているせい。そのため、一度にたくさん食べなくても満足できるため、結果的に1食分の摂取カロリーは他のチーズよりも少なくて済むのです。

食べるときは、濃厚な旨味をそのまま味わうため、料理などに加工せず、そのまま頂くのがおすすめです。

 

カッテージチーズ

パルミジャーノと同じく、脱脂乳から作られるチーズですが、熟成させていないので、フレッシュな風味と、あっさりとした牛乳の味が楽しめます。

カッテージチーズは、脱脂乳に含まれるたんぱく質を凝固させ、水分を漉し取ったものなの。実は作り方は簡単で、自宅でも作れてしまうのです。

低脂肪乳や無脂肪乳を鍋で温め、酢やレモン汁を加えて、分離してくるまでゆっくり加熱します。完全に固形と透明な汁に分かれたら、ガーゼやさらしを敷いたザルで濾してできあがり。すぐ手に入る材料なので、食べたい時にすぐ作れます。

こちらの重さあたりのカロリーは、100gあたり105キロカロリー。その他のチーズよりも、木綿豆腐などに近いカロリーです。これなら、食べ過ぎても安心ですね。

 

リコッタチーズ

リコッタチーズの語源は、リ(再度)コッタ(加熱した)チーズというイタリア語から来ています。

その名の通り、一度チーズを作ったあとに出た乳清(ホエー)を再度加熱して、固形にしたチーズなのです。チーズ工場で大量に発生する乳清を、有効活用するために生み出されました。

最初に作ったチーズに脂肪分は全て取られていますから、リコッタチーズに残る脂肪は、含有量で言えば数%程度。カロリーも100g174キロカロリーと、カッテージチーズほどではありませんが、かなり低めです。

リコッタチーズは、そのまま食べてもミルクの甘みがあって美味しいものですが、ローカロリーのジャムやシロップをかけて食べると、極上のデザートになります。

 

チーズの知識と、脂肪分やカロリーが低く、ダイエットに向いているチーズを4種類ご紹介しました。

ご紹介したものは、チーズケーキやクリームチーズなどのように、高カロリーで脂肪分満点のチーズではありません。

しかも、どれも入手のしやすいもので、中には自分で作れてしまうものもあります。ダイエット中のデザートとしてうまく利用すれば、カロリーの高いお菓子を食べられなくても我慢せずに済みそうです。

低脂肪のチーズは、ダイエット中でも、食べ過ぎないように気を付ければ、良質なたんぱく源としてどんどん摂取していきたいものです。

現在、ダイエットに励んでいる皆さんは、この記事を参考にして、美味しいチーズを取り入れてみませんか。

 


まとめ


チーズでカロリーの少ないものを選んでダイエットに活用

・チーズの材料と種類
・モッツァレラチーズ
・パルミジャーノチーズ
・カッテージチーズ
・リコッタチーズ


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