笑顔は最大のコミュニケーションツールになります。笑顔のもつ効果は非常に大きいですよね。笑顔でいることによって、周囲の人々を笑顔にすることにもつながります。人間は、相手が笑顔だと自分も自然と笑顔になれるのです。
サービス業の人たちが皆笑顔でいるのは、お客様に気分良くサービスを受けてもらうためです。これは対お客様だけではなく、職場の同僚たちのように、内側にいる人たちを相手にするときも同様です。
さて、笑顔の作り方では、表情のつくり方に気を配るよりも、自然な笑顔をつくることに重点をおいてください。あとはタイミングを狙うことで好印象を与えることができます。そこで今日は笑顔の作り方を学び、相手に好印象を与えるコツをお伝えします。
まずは口角を上げよう
口角を上げることは笑顔を作る基本となります。常に口角を上げていれば、常に笑顔でいる人になれます。これだけでも人に与える印象は大きく変わります。会話をしているとき、常に笑顔でいる人は明るくて好意的な人だと思ってもらえます。口角を上げたままでいるように気を配りましょう。
そして目に明るさを加えよう
口元だけが笑っている状態よりも、目が明るい人のほうが更に印象をよくすることができます。大事なことは、目をパッチリハッキリとあけることです。キラキラした目をしていると好印象を与えることができるので、意識してみてください。
また目尻を意図的に下げることも効果的です。笑顔は表情全体で作ると効果が上がるので、目にも気を配るようにしましょう。
小さな笑い声を発しよう
「ハハッ」や「フフッ」と小さく発することで、笑っている、笑顔でいるという印象を与えることができます。よく笑う人は周囲から明るい人だと思ってもらえます。明るい空気感を出すためにも効果を発揮するので、意識するようにしましょう。
面白い時だけ笑っていると、ほとんど笑えなくなってしまう場合があります。意図的に笑っているふうに見せることが有効な手段になります。相手の話が面白いフリをすることも大事なコミュニケーション能力なのです。
常に笑顔でいるように心がけよう
笑顔を意識して生活していると、笑顔じゃない時に心配されてしまいます。そうなると人間関係に不和が生じる可能性があるので、注意してください。笑顔を意識するということは、常に笑顔でいることを覚悟することと同じなのです。気分や機嫌に関わらず、常に笑顔でいるようにしましょう。それを実現することができれば、周囲からの印象が非常によくなります。
相手が笑顔になったのを確認したら満面の笑みを作ろう
笑顔のつくり方の有効な手段の1つに、相手の笑顔に乗っかるというものがあります。普段は自然な笑顔を作り、相手が笑顔になったと思ったら、意図的に満面の笑みを作ってください。満面の笑みは口角をあげて目尻を下げた本気の笑顔を指します。
それによって、相手は『嬉しい』『楽しい』『良かった』などの好意的な気持ちを持ってくれます。それができれば相手の気持ちはポジティブなものになります。人間関係は難しいものですから、意図的にコントロールすることも時には必要になるのです。
相手が話しているときに笑顔で同意しよう
相手が話をしているときは、それがネガティブなものでない限りは笑顔で同意するようにしましょう。そうすることで、相手は嬉しい気持ちになります。
自分から話をしているときは、同意してほしくて話している場合がほとんどです。それを笑顔で行ってあげれば相手が喜び、好印象を持ってくれるのです。相手の立場に関わらず実践してみてください。
声のトーンを上げよう
笑顔に加えるエッセンスとして最も効果的なものは声のトーンです。普段よりも少々高いトーンで話すだけで、周囲の人たちは好印象を持ってくれます。ポジティブな空気と声のトーンは密接に関係しています。その代表例は、返事です。返事のトーンの高さによって、相手からの印象はガラっと変わります。高めのトーンで行うようにしましょう。
このように人間関係は繊細なものなので、細かな部分に気を配ることで、ガラっと変えることができます。そして何より大事なことは、継続することです。特に職場においては、周囲の人からの印象が非常に大切なので、常に笑顔でいることは崩さずに行ってください。
そうすることで相手に好印象を与え、自分にとってやりやすい環境を作ることができます。環境は、必ずしも他人によって決まるものではありません。自分の行動や振る舞い次第で、いくらでも変えることができます。笑顔を上手に使いこなし、人間関係を作りましょう。好印象を与えるためには笑顔が大きな武器となります。