「ケーキ・スイーツ=カロリーが高い」という考えが根強く、ダイエット中はなかなか食べられないという人が多いかと思います。しかし、甘いものが食べたいのに我慢をすればストレスの原因に。
ストレスも脂肪を増やす原因となりますし、ストレスが溜まるとさらに甘いものが食べたくなるという悪循環が起きてしまい、太らないために甘いものを控えているのが本末転倒となってしまいます。それではどうすればいいのでしょう。
まずケーキのカロリーについて考えてみます。ショートケーキだと、1食250kcal〜400kcalとされていますが、そのほとんどが脂質です。そこで、スイーツでもカロリーを抑えられないかという点に目を向けてみましょう。
スイーツでも使用する食材によってカロリーを抑えたり、ダイエットによい栄養を摂取することができます。今回、低カロリーのスイーツ作りを実現するための注意点やおすすめの食材などを紹介します。
ケーキをカロリー低減でおいしく簡単に作れる方法
バター・生クリームを多用しない
ケーキ=カロリーが高いと思われますが、それは使う材料次第です。主な材料の栄養を考えると「卵・牛乳」はタンパク質、「バター・生クリーム」は脂質、「小麦粉・砂糖」は糖質を多く含みます。
タンパク質と糖質は1gあたり約4kcalであるのに対して、脂質は約9kcalと多く、また脂質はエネルギーとして消費されにくいのです。そこで、脂質を多く含むバターや生クリームを多用しなければカロリーを抑えることができるため、それらの代わりに別の材料を使用するとよいでしょう。
ココナッツオイル
ココナッツオイルは、美と健康の万能オイルと言われています。美容のために肌に直接塗ったりすることもありますが、食事で摂取するのも美容や健康によいとされます。
ココナッツオイルには「中鎖脂肪酸」が豊富に含まれており、これは脂肪として体に溜まりにくいのです。また、血流をよくするビタミンEが含まれているため中鎖脂肪酸との相乗効果で皮膚の代謝もよくなります。レシピには、フレンチトーストやシャーベット、ガトーショコラなどで、牛乳の代わりに使用するとよいとされています。
豆乳
高たんぱく低カロリーと言われる豆乳。スイーツをつくる際に用いると、美味しく低カロリーとなります。豆乳は美容に欠かせないビタミンB群が豊富であり、活性酸素を消す働きを持つサポニンという栄養素も含まれています。
また、食物繊維が豊富であるため便秘対策になりますので、女性がダイエットで取り入れるとよいと考えられる食材です。豆乳の使用は主に生クリームや牛乳の代わりとなり、レシピとしてはマフィンやロールケーキなどがあげられます。
果物をたくさん使う
ダイエットに欠かせない栄養素として考えられるのがビタミン・ミネラルですが、これらを豊富に含むのが果物です。例えば、代謝機能を高めるビタミンB群はバナナやかんきつ類に多く含まれますし、糖質・脂質の吸収を抑える食物繊維はかんきつ類やリンゴ・イチゴなどに豊富に含まれます。これらの果物を使用するレシピとしては、バナナケーキ・アップルパイ・イチゴタルトなどがあげられます。
おから・豆腐を使用
ダイエットのレシピとしておからや豆腐を使用したケーキもあります。豆腐を搾った残りかすでできるおからですが、その魅力は何と言っても豊富に含まれる食物繊維と栄養価の高さです。さらに、腸内環境を整える善玉菌のエサとなる「オリゴ糖」も含まれているため、便秘対策となることからダイエットに繋がると言えます。タルト生地やパウンドケーキの材料として使用するとよいです。
野菜を取り入れる
ケーキを作る時に果物を使用することは多いと思いますが、野菜を入れることはあまり多くないかもしれません。しかし果物同様、野菜は豊富なビタミン・ミネラルを含みカロリーも低いため、材料として取り入れるとヘルシーなケーキが出来上がります。かぼちゃのタルトやババロア、トマトのロールケーキなどレシピも様々ですので、ぜひ試してみてください。
寒天を使用
あんみつなどに使用される寒天。100gあたり約3kcalしかなく、成分のほとんどが食物繊維であるため、低カロリースイーツの作成に貢献する材料と言えます。寒天のレシピとしては真っ先に思い浮かぶのはあんみつですが、様々なフルーツを中に入れてゼリー状で仕上げるのもよいですし、タルトやシフォンケーキの材料として混ぜるのもおすすめです。
いかがでしたでしょうか。今回紹介した食材の使用によりスイーツを作れば無理に我慢する必要がなく、むしろ豆乳や果物などについては積極的に取り入れていただきたいものです。低カロリーで良質の栄養を摂れるスイーツ作りを行えば、ストレスを溜めることなく無理なくダイエットを行うことができます。ぜひダイエット生活の中にこのスイーツ作りを取り入れていただければと思います。
まとめ
ケーキをカロリー低減でおいしく簡単に作れる方法
・バター・生クリームを多用しない
・ココナッツオイル
・豆乳
・果物をたくさん使う
・おから・豆腐を使用
・野菜を取り入れる
・寒天を使用